宇宙基本計画工程表 H28改定案レビュー
宇宙基本計画工程表のH28改定案にツッコミを入れたときのメモ
個人的目玉
- 2号機が見えなかったGCOM-WがGOSAT-3センサ相乗という形で息を吹き返したようだ、目出度い。(気象観測系は成果でているのでGPM/DPRの次も予算つけて欲しい)
- 軍事色はこっそり強まる(即応型光学衛星、早期警戒機能センサーテスト)※早期警戒は静止衛星じゃないと意味ないだろ…
- 宇宙産業はリモセン・小型ロケット・小型衛星開発が柱、あと宇宙資源探査も視野に
- デブリ対策も大きな柱に
- GCOM-C/SLATSと革新的衛星初号機はそれぞれ1年遅れ確定
雑メモ
- 準天頂初号機は内閣府移管
- リモセン法通ったからリモセン取り組み強化
- 即応型の取り組みは、「情報収集衛星(光学)の短期打上型」(想像通りだが、とはいえ、このテーマは災害対策系でやるべきでは…)
- GOSAT 3号機にGCOM-W後継機相当のセンサー載せる(相変わらずGPM後継機が無い…豪雨とかの把握にはGPM/DPR相当の衛星が継続的にいて欲しいんだが、TRMMみたいに長生きとは限らんぞ)
- ETS-9のプロジェクト管理強化っぽい
- こだま後継機打上時期確定
- Xバンド1号機打上遅れ
- GCOM-C/SLATSは1年遅れ
- GOSAT2もやや遅れ
- 革新的衛星技術実証プログラム1号機は2018年4月以降確定
- ASTRO-H代替で戦略的中型1が遅れ(2は動かさず)
- H3イプシロン連携一部具体化
- 海洋状況把握の取り組み具体化
- 先進光学に早期警戒機能センサ載せる
- ASTRO-H代替機以外の要因も含めて、MMX(火星衛星サンプルリターン)は開発期間を長めにした
- ISS期間延長とHTV-X運用確定
- JEMのアジア利用拡大
- オリンピックあわせ企画に国交省がJoin、経産省は実証実験までJoin
- ロケット部分的再使用が動き始め
- 渡り鳥調査やるよ
- 宇宙資源探査(HAKUTO)も明記
- 中長期的テーマ分析機能作る(宇宙産業の統計というがどこの省庁担当だろ)
- 宇宙産業ビジョンつくるって(でも調達も費用低減するって)
- 測位衛星信号妨害対策やる
- 国際的な宇宙法がらみ成果でたアピール
- 海外展開・途上国支援やる(インフラ輸出文脈)
- デブリ対策ででーん
- 小型衛星産業基盤構築(ISTと相乗機会かな)ででーん